【感想レポ】劇場版Endless SHOCK

 

私事ではありますが、

この度自担である佐野晶哉さん(関西ジャニーズJr./A! group)の

入所のきっかけとなったこの"Endless SHOCK"を

劇場版ではありますが、やっと観劇することができました。

 

(佐野さんの説明をすこしだけ。

過去に劇団四季ライオンキングの"ヤングシンバ"を演じ、

高校では声楽を学び、現在では音大で作曲んでいる舞台人なジャニーズJr.です)

 

 

SHOCKのストーリーも歴史も知らない状態での観劇。

(SHOCK好きの方々ごめんなさい)

なんならミュージカルだってほとんど見たことないようなぺーぺー。

(ミュヲタの方々ごめんなさい)

 

 

 

ですが

 

"佐野担"としても

 

"ジャニヲタ"としても

 

"一人の人間"としても

 

心突き動かされ、まさに"衝撃"を受けました。

 

 

 

きっと私の人生史にも刻まれるであろう体験でしたので

稚拙な語彙ではありますが、記録として残させていただきます。

 

 

 

 

良かったら見てやってください💐

 

 

 

 

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まず、そもそも冒頭でも述べたように

私はほんの二日前まで

SHOCKの歴史も、ストーリーも、何一つ知らなかったし、

ミュージカルそのものすらほとんど見たことがない人間でした。(バカタレ!)

 

 

ですが、

佐野さんという舞台からやってきたアイドルを応援するにあたり

日に日に

 

彼を突き動かした"ミュージカル"への興味

 

彼をアイドルの道へと誘った"Endless SHOCK"への興味

 

が募りに募っていきます。

 

 

 

 

 

 

そんな時にTwitterで、

【劇場版】Endless SHOCK

の文字と宣伝を目にします。

 

 

これは行かなくては。

 

身体は勝手に動きました。

 

 

 

でも、ストーリーもしらない。

設定も、舞台背景もしらない。

 

 

 

そんな時見つけたのはこの方のステマ

 

 

 

 

 

 

 

 

あ、ありがてぇ.....................

さすがにブロードウェイの存在くらいは知ってましたが、

"オフ"の存在は全く持って知らず.......

 

しかも!役名!!

演者の実名を採用してるとは!!

分かりやすい!!

 

映画館への道すがら拝見させて頂いたのですが

この方のおかげでストーリーについていくこともできましたし、

なによりミュージカル初心者の壁をあまり高く感じることなく観劇できました...

 

この場をお借りしてお礼させていただきます...

本当にありがとうございます.....

 

 

 

 

 

 

はてさて、そして遂に観劇。

 

 

ひぇ、生演奏なの。

私は生の""の振動とか高鳴りとか圧力が大好物なので

この時点で帝劇へと走り出したくなり...(早い)

 

冒頭。

私でも何度かテレビで聴いたことのある曲。

華やかで頭の中で思い描いていたようなミュージカルの幕が上がり、

見たことのあるジャニーズの顔ぶれをみて少し安心。

 

そしてショーの幕開け。

 

「最初はディズニーの世界みたいだ~」

あの照明

セット

男女の特性を生かし切った衣装

連携したダンスや歌。

 

 

完璧に作りこなされた華やかで煌びやかな世界観に

一気に没入しました。

 

 

実名という役柄もあるのか、どこかその人の面影を感じながら話が進みます。

 

 

ですが進むにつれて次第に亀裂の入り始めるカンパニー。

"新しいこと"を追求していくコウイチと

"今や過去"を大事にするタツヤの対比そのものが

現在のジャニーズというアイドルの"苦悩"の象徴に見えてグサグサ。

(ついでにジャニヲタ心も鷲掴み)

 

 

何事もバランスとは言うけれど、

こんなに酷で難しいバランスって人生において他に無いんだろうな。

日常生活でもいつか、こんな光景を見たことが誰しもあるのでは。

とか思ったりして勝手に共感し、想いを馳せながら観劇は続く。

 

 

 

 

そしてブロードウェイでの舞台。

普通にショーを楽しむ観客目線で見て、

第一幕までは胸騒ぎはしつつもめちゃくちゃ楽しんじゃった.......

 

 

特にタツヤメインの二曲目(?)........

上田さんてあんなセクシィだったんですか.....

あれだけのためにもう一度行きたいくらいにかっこよかったです......

 

まぁその辺はさておき、第一幕でも色々思うことが。

 

全体が華々しく始まり

荒々しいほどのかっこよさで二番手のタツヤが魅せ

その空気を一変させてしまうほどのコウイチの帝王感

 

ここに最高にジャニーズイズムを感じてしまいました(ジャニヲタ大興奮)

 

ミュージカルではあるんだけど、ライブのような、途中、気持ち半分ドームにいました.......

""""」ではなく、違う性質の「""""を掛け合わせたような..........

とにかくジャニーズエンタメの匂いを強く纏っていて

ミュージカルに少し感じていた抵抗感は

劇が進むごとに徐々に剥がれていきました。

 

 

そんなこんなで第一幕と二幕の間。

取り返しのつかない方向へと歯車が回り出しましたね。

例のシーン

肩がびくびく、胃がギューとなり、目を背けたくなるほどの臨場感。

自分の身体が痛くなるほど、タツヤの恐怖心のようなものに共鳴。

それくらい本気でやってるコウイチの覇気が劇場内を震撼させるような。

 

 

その後、残酷なほどに流れていく時間。

この時、冒頭で感じた"ディズニー感"なんて一切なくなってました。

 

ミュージカルの世界は"時を刻む"

華やかにも残酷にも汗が滲んでも不可逆的に進んでいく。

 

それを毎秒、ナイフで刺されるかのように感じて

私まで息がしづらくなってしまって、疲弊。

 

dead or live

(表記がわからないので教えてください💦)

この曲のパワー凄すぎて正直思い出すのが怖い....

負の覇気が....

死の帝王のようなシェイクスピア

怖い。闇の中から溢れる彼の目の綺麗さ。

その綺麗さすら狂気的で怖かった....(怖い怖い言うてますがめちゃくちゃ良かったです)

 

それに苦しめられるタツヤや

コウイチの死に苦しめられるカンパニーのもとに降り立った陽気なコウイチ。

 

 

なんか希望の光にすら見えて、私まで、苦しみを抱きながらも上を見上げてしまいました。

 

私はここからのシーンが本当に心に響いてしまって

ずっと泣きじゃくってました。

 

特に刺さったフレーズと理由は忘れたくなくて

終演直後にメモをしたのでそちらをご覧ください。

(初見なので、ニュアンスになってしまうことをお許しください)

 

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ニュアンス

◎死んでもなお華であり続けたコウイチ

「一度苦しめば一つ表現が見つかる。そうすることで俺たちは輝くことができる。」

→"アイドル"と言う一般人より苦しみに囲まれている人がそのセリフを言うことに切なさと重みを覚える。佐野さんがこのセリフを知っていると言うことが心強く、忠誠を誓いたくなる事実。

 

こちらもニュアンス

◎オーナー

「後ろを向いたっていい、立ち止まったっていい。一歩でも前に進み続けれさえすれば。」

このとき思い浮かんだのは嵐さんの"今まで""今現在"の姿。それだけで涙が堪えられなかった。

 

 

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このセリフを、この人生で、

聴けたことを誇りに思いたくなるほど、刺さりました。

 

そこから、コウイチのいる最後のショーが幕を開ける。

さっきまでナイフで刺されるように痛かった毎秒毎秒が、

幸せと切なさと誇りと愛おしさを噛み締める毎秒へと変わり、

この時間を噛み締めなくてはと真剣に観劇。

 

 

そのショーで、冒頭に歌われたあの曲を再び歌うカンパニー。

 

冒頭の何千倍もの

"重み""暖かみ"を感じるんですよね。

 

 

これ変化をたった三時間で体験できてしまった。

三時間という限られた時間の中で

これだけの厚みと密度の”人生”という名のミュージカルを

演者の生き様と技術レベル、そしてエンタメに対する想いの強さで

見せつけられた。

 

 

これこそ私が受けた"衝撃"でした。

 

 

 

本来メイキングでしる舞台のプロセスを、

その舞台上でリアルタイムに感じる。

 

 

これはきっととんでもない"実力"という目に見える結果がないとなせない技。

 

よく(特にヲタクは)プロセスを重視しがちだけど

そのプロセスの上に出来上がった

とてつもなく輝かしい実力という結果を見て

そこからプロセスの厚みを感じる方がよっぽど強いぞと。

プロセスを見せるためにはそれ相応の実力が必要なんだと。

 

 

 

圧巻も圧巻。

幕が閉じれば、マラソンを走り切ったかのような疲労感。

でも満たされた気持ちと人生の重みを感じる。

 

 

 

とんでもない作品に出逢ってしまった。

 

 

 

 

冗談抜きに帰り道の記憶が全然無いくらいには余韻に浸りました。

 

 

 

 

ですが、やはり、これを踏まえた上で、

帝劇という場で、自分の意思のままに

あのミュージカルをもう一度体験したい。

 

そう思えてしまうから不思議だった。

あのミュージカルが刻んできた歴史を知りたい。

あのミュージカルに携わってきた人達の想いを知りたい。

 

 

本当に良きものを見させて頂いた。

 

 

この作品に携わってくださった方々や、ステマ等をしてくださったファンの方々へ。

心からの感謝を述べさせてください。

ありがとうございます。

次は是非帝劇へ足を運ばせていただきたいと思います。

 

 

 

そしていつか、あのステージに立ちたいと願った佐野さんが

あのステージ、あれくらい素敵なステージに立つことを心待ちにし

祈っていたいと思います。

 

 

最後に、見て貰えることなんてないんだけれど

自担である佐野さんへ綴らせてください。

 

いつだか貴方は、

自分が「ミュージカルを知ってもらうきっかけになりたい」と

そう言ってましたね。

 

今回紛れもなく貴方は私のきっかけになってくれました。

私とミュージカルという素晴らしい世界の”架け橋”となってくれてありがとう。

素敵な世界に連れて行ってくれてありがとう。

押し付けがましい願いではあるけれど

これからもどうか、色んな素敵な世界に連れて行って欲しい。

色んな景色をどうか一緒に見られるように、

これからも応援させてください。

 

2021.02.09

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